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建仁寺垣をつくりました
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      1ヶ月くらい前に筧を取り替えさせていただいたお施主様から、せっかくだから垣根もやり替えたい、とうれしいお話が。

    三方を建仁寺垣でぐるっと囲ってあるとても素敵な和風の庭なのです。以前製作した垣根は十数年経ち、そろそろ替え時でもありました。

     

      建仁寺垣は遮蔽性の高い垣根ですが、思ったより圧迫感はなく、特に今回は青竹での製作でしたので、とても明るいお庭になりました。また、経年変化によって色の変わりやグラデーションも自然素材ならではの楽しみです。

     

    まずは竹の運搬。

    3.4メートルの軽トラに、6メートル近い竹を積んで走るのはなかなか勇気?!がいります。

    もちろん警察で、通行許可証を申請し、ゆっくり安全運転で、大きな通りを選んで走ります。

    ちなみに、最後尾についている赤っぽい布は、私がクビに巻いていた和風バンダナです。

    軽トラの向こう側は製作中の垣根。立子をかきつけたところ。

     

      建仁寺垣の材料は、立子となる建仁寺竹(太い竹を4〜6等分に縦に割ったもの)、立子を押さえるための押縁(太い竹を縦半分に割ったもの)、玉縁(一番上に被せる傘縁と押縁が一つになったもの)、あとは柱や立子を支える胴縁などです。

      今回は既存のアルミフェンスにはさみ込むというやり方でしたので、さまざまな工夫やアイディアを出し合いながらの製作でした。特に南側の道路に面しているところは両面の建仁寺垣で、立子のかきつけに苦労しました。

     

    完成。南側、両面の建仁寺垣。前の写真と比べると、玉縁や押縁が黒のしゅろ縄で結んであり、ぐっとひき締まった姿です。

     

       西側。門から玄関へのアプローチ。ドウダンツツジの生垣と低めの建仁寺垣とのコンビネーションが美しい。ドウダンツツジは春、クリーム色のちっちゃな花が咲きほころび、そして秋は真っ赤に葉っぱが染まるので季節を通して楽しめます。

     

      東側はお隣のお庭との遮蔽で高さを一間(約180センチ)としています。取り替えたばかりの筧もぐっと映えています。前回のブログ、「かけいのとりかえ」の2枚目の写真が同じ場所なので是非見比べてみてください。ずいぶん明るいお庭になりました。

     

      自然素材でつくる垣根は製作する手間はかかりますが、樹脂やプラスチックでできた人工の竹の垣根とは全く違う暖かさを感じます。また、撤去する時はすべての材料が最終的には土に還るエコ素材でもあります。プラスチックなどは使用後はなかなか資源にはならず、ゴミとなりますから。

     

      庭に自然素材で垣根をつくると、また新たな楽しみが生まれてくるかもしれませんね。

     

    文責  名和田俊二

     

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