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「かけい」を作りました
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     「かけい(筧)」を、三軒続けてとりかえました。「かけい」は、「つくばい」の水鉢に、水をおとす樋のことです。

     「つくばい」というのは、茶席などで、手や口をすすぐ水をためておく水鉢の周辺一式のしつらえをいいます。庭先につくばって(しゃがんで)手を洗うところから、「つくばい」と言います。庭の中に、水のある風景はとても贅沢で、うるおう感じがします。

     必ず必要なものは、水をためる「水鉢」ですね。本格的に作るには、つくばうときにしゃがむ「前石」、右手に「湯桶石」、左手に「手燭石」という役石を置きます。水を流すところは、「海」と言って、砂利で埋めます。ただ、ここまで作るとけっこう大きなスペースが必要なので、「前石」と「水鉢」、極論すれば「水鉢」だけでも十分です。「かけい」も省略してもいい、しつらえです。あとは、スペースや、お好みによります。

     

     

     

     

     しかし、「かけい」があると石とは別の素材で、水が流れていなくても、なごんだ雰囲気になります。水が流れるものなら、素材もデザインも自由に組み合わせていいのです。昔なら、泉や川から水を引いたでしょうが、いまは、地面の下から水道管を立ち上げて、斜め下の水鉢に流すパターンがほとんどです。あるいは、水道をひかず、飾りでつけることもありです。

     「かけい」は、自然に中空になった竹で作ることが多いですね。竹に丸太の小口切りをはめて、竹の口をつけたものが大半です。今回は、暮れに太い竹が手に入ったので、それを利用して、竹のみで手作りしました。「かけい」を竹のみで作ると、なかなかすっきりして、瀟洒な雰囲気になりますと、自画自賛してみました。

     

    文責・藤本邦彦

     

     

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