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呼吸についてあれこれと その2
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    呼吸についてのあれこれ、2回目は腹式呼吸をマスターする(しつつある)のに私が40年近くさまよってきた歩みを書いてみます。(あくまで読み物です!)たくさん脱線しそうな予感がしますがつき合っていただけると嬉しいです。

     

    16歳、高2になる春休み、「音大にいきたい!」ことを宣言、そこからの高校生活は激変したのでした。当時、音大を受験するには様々な音楽に関する勉強が必要で、週3回、3人の先生のレッスンに通うことになりました。ピアノ、声楽、音楽理論、音楽史、聴音

    (聴いた音をその場で楽譜へ書く)、新曲視唱(その場で初見で歌う)…、その当時は音大の受験は3、4日もかかりました。

     

    一番困ったのが「声楽」。歌うことはずっと好きで、小学生のころはウクレレ片手に歌い、中高はギターやピアノで弾き語りをしてたのですが、どうもクラッシックの発声で歌うのがうまくいかないのです。いわゆる「ベルカント唱法(声を響かせ、マイクなしでも大きい声もちっちゃな声もよくとどく歌声)」がいつまでたってもしっくりこないのでした。

     

    レッスンに行くと(そういえば道中のバスの中で必ずヴィックスを舐めてました)まず、呼吸(ブレス)の練習。立って、先生が手をポンと叩いたらお腹に息を入れ、その後「スーーッ」と息を吐く。8拍(1拍1秒くらい)、12拍、16拍、とだんだん吐く時間が伸び、そのうちくらくらとして目の前が真っ暗になりそうに…。

    苦しくても音大受験のため、と踏ん張り、その中から、横隔膜を下げればお腹に息が入る(お腹がふくらむ)というのを自分なりに考え、実践してました。とにかく、ブレスを取るときは胸は動かないようにお腹に入れることだけを考え、歌ってました。

     

    一年浪人し、無事音大へ。新しい先生は、また違うことを要求します。

    「息は腰に入れろ」とか、「それでも足りないならお尻を通って足先まで空気を入れろ」とか…。2年目に破門!され、また新しい先生につきました。とても素晴らしい先生でベルカントの発声フォームをみっちりとレッスンしていただきましたが、残念ながら腹式呼吸のことはあまりなかった気がします。(出来てることが前提だったのかも)

     

    卒業してすぐに音楽教員になり、平行して学生の頃からやっていた合唱指導や作、編曲、そしてうたったりしてました。その28年の間、いつだって気にしていたことが、「自然な発声でうたいたい。うたってもらいたい」ということでした。そのためにはとにかく「呼吸」のこと。いかにいい息を吸って、気持ちよく吐けるか。

    たくさんアンテナを張り、腹式呼吸をマスターするのに良さそうだと思ったことを見つけては、自分でやってみたり、生徒や合唱団の人に試してみたりのくりかえし。様々な人体実験につき合ってもらいました。(これは教員や指導者じゃないとなかなか出来ないこと。たくさんの人につき合っていただきました。ありがたや。この場を借りて御礼申し上げます…)

     

    音楽教員を辞め、「音楽する植木職人」として5年目の今、やっと「こんな感じはいいかも」と思えることがいくつかあります。

    次回は出来るだけ脱線せず!いよいよ腹式呼吸はこうすればうまくいくかも。という話です。

    お楽しみに。(してくれるといいなあ)

    (文責 名和田)

     

    | 音楽 | 09:04 | comments(1) | - |
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      | - | 09:04 | - | - |
      コメント
      ぼくは、高校2年から3.4年くらい、演劇部にいました。
      高校ではまったく、呼吸なんてでたらめで、大学で先輩に、腹式呼吸の体操なんてえのを、いい加減に教わったきりで、マスターできませんでした。
      いまからでも間に合うのなら、秘伝をご伝授いただけたなら。
      奥義を楽しみに押しています。

      連載が、まちどおしい!
      | くまはちもん | 2017/08/03 6:31 AM |
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