こまち
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    梅の蕾もほころび始め、厳しい寒さの中に初春の雰囲気が感じられるこの頃です。

    話はだいぶ遡りますが、昨年の秋、秋田へ旅しました。
    新幹線に乗ってみたい!という三才の息子の願いを叶えるため、東京駅から、はやぶさに連結したこまちに乗り東北へ向かいました。
    新幹線は時速320キロの猛スピードで次々と駅をとばし、息子は駅に停車しないことにぐずり始め、30分もしない間に電車の旅に飽きてしまいました。

    角館からは秋田県の中央を南北に走る秋田内陸縦貫線というローカル線に乗り替えました。
    マタギの里と呼ばれるこの地方は、今も猟師が狩りをする豊かな自然が残る里山です。
    車窓からは色とりどりに紅葉した木々や、刈り取られたばかりの田んぼ、澄んだ流れの渓谷など、晩秋の美しい田舎の風景が眺められました。
    疲れて寝ている息子の横で、今度は私のほうが夢中になって車窓の景色に目を輝かせ、山あいを走る車両の振動に気持ちを昂らせていました。

    滞在した宿では、きりたんぽの原型という新米を潰して丸めて焼いた団子や地元の山菜や野菜がたっぷり入った、だまこ鍋をいただき秋田の秋の味を堪能しました。

    宿がある五城目という町では、毎月2.5.7.0がつく日に朝市が開かれていて、それを目当てにこの町を旅の宿地に決めました。
    朝市通りには、地元のおばあさんが家の畑や裏山で収穫した野菜や果物を、少しづつ木箱の上に並べて売っている姿が見られました。
    キンタケ、ギンタケなどのキノコや、かごいっぱいの食用の菊、塩漬けの山菜や八郎潟でとれた生きた魚、山ぶどう、野生のいちじくなど、東京では触れることの珍しい秋田の食材や、おばあさんたちの方言にわくわくして、通りを行ったり来たり、その素朴で温かい雰囲気を楽しみました。

    旅の目的はいつのまにやら息子の新幹線から紅葉へ、そして食へと移り変わり、気がつくと両手いっぱいに秋田の味覚を抱えて、帰途に着きました。

    文・小川祐子


    秋田のいちじくと山葡萄
     
    | 食べもの | 15:03 | comments(0) | - |
    夏の風物詩
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      今年は梅の実が豊作だったようです。

       

      毎年たくさんの実がなるFさんの梅の木、今年は40圓呂△辰燭任靴腓Δ、取りきれないほどの実がなりました。

       

      私もお裾分けしてもらい、梅シロップをつくりました。

      毎年恒例の梅仕事ですが、いつもと違うのはもうすぐ三歳になる息子がお手伝いしてくれたこと。

      ほんのりと黄色くなった梅をみて、「かわいいね、きれいだね」なんて言いながら、小さな手で梅を洗ったり拭いたりしてくれました。竹串でヘタをとる作業はさすがに難しくてできませんでしたが、面白がって竹串で梅にたくさん穴をあけていました。

       

      梅シロップの作り方はとっても簡単。

      梅をよく洗って竹串でヘタを除き一晩水につけます、水気をふき取って、煮沸消毒したビンに同じ量の梅と氷砂糖を交互に重ねるようにして入れてふたをします。時々ビンをゆすると梅から早くエキスがでるようです。梅にかぶるくらいにシロップができたら出来上がりです。

       

       

      氷砂糖が溶けて梅のエキスが染み出ていく過程を日々見ながら「だんだんできてきたね、はやくのみたいな〜」とつぶやく息子、実は酸っぱいものが苦手なので、飲んだらその味にがっかりするかもしれません。

       

      暑い夏、汗をたくさんかいて疲れた体には、梅シロップのソーダ割りはもってこい。爽やかな梅の香りと酸味が、体の疲れを癒してくれます。

       

      庭でとれた季節の果物を使った保存食作り、息子との思い出の味が少しずつ増えていくようで楽しみです。

      文・小川

       

      | 食べもの | 00:00 | comments(0) | - |
      よごし
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        たまに家のドアノブに大家さんからおすそ分けの野菜がスーパーの袋に入ってぶらさがっていることがあります。

        大家さんは近くで畑をやっていて、家賃をもっていくたびに何かしら畑で採れた野菜をくださいます。
        こないだは小さな小さなかぶをいただきました。その時に「今度は大きくなったかぶを持って行くね」とおっしゃっていて、スーパーの袋の中には大きく育ったかぶがたんまり入っていました。
        スーパーの袋からかぶの葉がふさふさとはみ出しており、これは何にして食べようとうれしい気持ちで考えていました。

        ニヤニヤと考えているうちに、
        はっ と思い出しました。わたしの大好きなおかずを!なんでこれを今まで忘れていたのだろうと。(「今まで」とは18歳で上京してきてからの過去10年のこと)

        そのおかずとは、よごしと言います。
        よくよく調べてみるとよごしとはわたくしの出身地、富山の郷土料理だそうです。
        野菜を味噌でよごした料理ということでよごしと呼ぶそうです。白いごはんにのっけて食べます。
        うちのよごしは、大根の菜っ葉、かぶの菜っ葉、にんじんの菜っ葉いろんな菜っ葉がありますが、一番多く食卓に並んだのは大根の菜っ葉です。一番好きだったのも大根の菜っ葉で作ったよごしです。

        最初菜っ葉を茹でてそのあと細かく刻みます。細かさが結構大事です。そして細かーく刻んだ菜っ葉を味噌とみりんで炒めます。母が言うには最後にごま油を、少し加えて炒めると香ばしさが出ておいしいそうです。

        大家さんにいただいたかぶの葉で早速作ってみました。母からレシピを聞き、うちのよごしを思い出しながら、これはおいしく出来るぞと思いながら作ってみました。
        初よごし。葉を刻む細かさが足りない。

        味は正直いまいちでした。
        ばあちゃん、お母さんの作ったよごしが食べたーいと思いながら自分で作ったよごしを食べました。
        家でもっとお手伝いしておけばよかったなぁと、こういう時思います。

        家の中では、ばあちゃんの作るよごしや煮物やきんぴらや鯖の味噌煮が一番おいしく、母もなかなかばあちゃんの味は出せないとよく言っておりました。それを聞くばあちゃんは照れ笑いを浮かべて、そんなことないと言いながらもすごくうれしそうになります。
        わたしもばあちゃんになるころにはそんな料理が沢山作れるようになってないと、2人に怒られそうですね。

        今度帰ったらちゃんとよごしの作り方伝授してもらいます。


        文 ・森井





         
        | 食べもの | 00:01 | comments(0) | - |
        食欲の秋がやってくる!
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          家の庭に、勝手に、立派なみょうがが毎年できてくれます。

          こんな風になにも手をかけなくても勝手にできて、食べたらおいしいものはいっぱいあるのかもしれません。

          最近知ったのは、すべりひゆです。野草です。見た目は夏の花のポーチュラカに似ています。

          これが食べたらおいしくて。
          友人の畑にお手伝いに行った時に、雑草だと思ってばしばし抜いていたら、
          「それ食べれるのよ、山形とかにはスーパーに売っているのよ。」
          と言われ、そのあとのお昼に早速おひたしにして食べさせていただきました。
          細かく刻むとオクラみたいにねばねばしてきます。
          醤油をたらっと垂らして食べました。おいしい。



          あと、むかごの存在もまったく知りませんでした。うちの祖父と祖母は昔から畑をやってますが、その二人もむかごは食べれてしかもおいしいということを知らずずっと捨てておりました。こんなにおいしいものを捨てまくっていたなんて!もったいないことしちまったと悔いております。藤本さんいわく高級食材らしいですからね。
          バターで炒めてみたら美味でございました。
          むかごの炊き込みご飯もおいしかったですね。


          むかごは9月ごろから付きはじめます。収穫時期は9月下旬から11月初旬頃で、その頃になると葉の色が黄色くなり始め、指で軽く触っただけでぽろっと取れる位になったら完熟だそうです。むかごはヤマノイモやナガイモの蔓に出来る実だそうです。ぜひ探してみてください!
          もしかしたらスーパーで買わなくても手に入るかもしれません。

          文・森井
          | 食べもの | 13:04 | comments(0) | - |
          食いしん坊の庭
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            先日、庭木の剪定に入ったお庭は、ウメ、ユズ、カキ、ミカン、アンズ、プラム、キンカン…、あれれ、気がついたら実のなる木ばかりでした。

            自分の庭で収穫した果実を食べるのは、なんだか豊かで楽しい気分、格別の味わいです。

            カキやウメを育てるにはそれなりの広い庭が必要ですが、小さな半日陰の庭でも実のなる果樹がありますよ。


            例えば、ブルーベリー、ツツジ科の低木です。

            夏から秋にかけて次々に熟す紫色の実は甘くて、摘み取りながらついつい食べ過ぎてしまいますが、熟したものから冷凍しておいてジャムにしたり、マフィンなどお菓子に入れて焼いても美味しいですね。

            高温や乾燥には弱いので、西日の当らない場所で水やりに注意して育てます。酸性土壌を好むので植え付け時や追肥にピートモスを施すといいようです。


            ブラックベリーもおすすめです、バラ科の低木です。


            7月頃、黒く熟した実を摘み取りながら口に頬張るのも贅沢ですが、一度にたくさん収穫できるのでジャムや果実酒など保存食にします。

            枝を長くのばすので支柱が必要です、果実のついた枝は2年目には枯れるので下から間引いて新しい枝を育てます。


            ジューンベリーやユスラウメなどもいいですね、これらの果樹は果実が傷みやすいことから市販されにくいようです。旬の完熟果を味わえるのは家庭栽培ならでは、また、農薬などの心配がないのも嬉しいところです。

            お庭で育てた果実や野菜を収穫して食べることは、植物や自然をより身近に感じること、だからその喜びは格別なのですね。

            (文・小川)

            | 食べもの | 00:14 | comments(0) | - |
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