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「ねこ検定」の扉は重かった・・・
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      世間は令和で浮かれているってえのに、しょっぱなからつまずきました。

      平成の終わりに受験した「ねこ検定」の合否が、B5の封書で届きました。封筒が大きいからこりゃ大丈夫と自信満々であけてみると、立派な不合格通知がぺらっと入っていました。なんと合格基準の70点に1点届かずの69点で、門戸を閉ざされてしまったのであります!

      新天皇のお祝いで、1点くらいサービスしてよ、主催の日販さんにはかつてしょっちゅう通っていたことがあるんだしとつぶやいてみたものの、どうにもなりません。受験後の自己採点でギリギリ入るかと思っていたんですが、甘かった。やっぱ、勉強不足でした。

      まことに申し訳ありませんでしたと、椅子の上で香箱すわりしてくつろぐ金坊に土下座してみたものの、猫キックを加えるまでもなく、ただひとあくびして無視されてしまいました。

     

     

      それにしても、設問がマニアックすぎませんか。たとえば「クイーン」のボーカル,フレディー・マーキュリーのラストアルバム収録曲のタイトルになった、愛猫の名前は何か?なんて、かなり時事ネタではあるけど、「デライラ」だったなんてまったく知りませんでした。フレディは大のねこ好きで常に多頭飼いしていて、デライラの動画が残っているくらいです。クイーンはドンピシャ世代だったけど、そんなに聴いてなかったしなあ。

      言い訳しだすときりがありません。

      ねこ検定中級の肩書を名乗りたかっただけなのに、きっちり拒否されてしまいました。

      資格試験なんてなんでもそうだけど、資格はただの一定のお墨付きに過ぎないのです。それよか、大事なことは、観察眼とねこへの愛なのです。愛があればねこのこともわかるし、それだけでいいのだよと金坊に言い聞かせながらだっこすると、こんだぁ腕を噛みつかれました。

     

    文責・藤本邦彦

    | 生きもの | 06:47 | comments(0) | - |
    「ねこ検定中級」を受けるぞ!
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       先日、某コンビニの書棚を見たら「ねこ検定」なるパンフが目につきました。

       私は、ねこ好きです。うちには「金坊」という赤ねこがいます。うむむとうなって調べてみると、今年でもう3回目、初級・中級・上級の3段階があり、4択マークシート100問、70%正解で合格。設問は「猫の生態」「猫の暮らし」「猫の歴史」「猫と文化」と広範なのです。

       まだ「生態」くらいはなんとかなりそうな気がする。しかし「暮らし」になると、病気の知識が求められる。「歴史」に至っては、猫の品種なんかが出てくる。うちの金坊は、雑種の保護ネコなので、血統やら品種なんて無縁なので、まったくわかりません。「文化」がまた、特に難しい。猫の短編アンソロジーは何冊か読んでいるものの、「260万枚の大ヒット曲、皆川おさむの『黒猫のタンゴ』は何年の発売か?」なんて設問は、想定外です。

       しかしながら、このままではただのねこ好き、とんだ「銀流し野郎じゃねえか」と言われそうで、忸怩たる思いがしたのであります。ちなみに「銀流し」というのは昔の安上がりなメッキで、すぐにはがれて地がでちまう半端者という意味です。

       

       

       金坊のためにも、もっとねこの科学的な知識を身に着けていたいものです。

       試験日は3月24日で、あと1ヶ月しか残されていません。いまから勉強が間に合うのかとても不安なのですが、2月22日ねこの日に、受験申し込みをしました。上級は、中級に合格しないと受験資格がないので、背伸びしていきなり中級受験に挑みます。

       結果発表は5月です。

       ここでよい結果をご報告できますよう、せいぜい頑張ってみます。

       

       

      文責・藤本邦彦

       

       

      | 生きもの | 19:09 | comments(0) | - |
      1月の虫たち
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         昨年の秋のこと、写真家長島有里枝さんから、庭のカキノキにまるまる太ったイラガの大群がいるから助けて!とSOSが入りました。

         イラガ蛾の幼虫は、広食性でいろんな木に付きますが、特にカキなど果樹、モミジなどが大好物です。たぶん葉っぱの糖質が多いのではないかと思います。

         イラガの幼虫は20〜30ミリ。きれいな黄緑を基調に、縦ラインが入っておしゃれです。からだ中とげとげの突起があって丸っこく、金平糖のようにも見えて、なかなか可愛いのです。ところがどっこい、触ると大変です。動物除けの畑の高圧電流に触ったことがありますか?まさにあの衝撃が走ります。ミニスタンガンとでもいうべきか。もっともスタンガンは経験がないのでわかりません。ぼこぼこの突起の先に針があって、さわると突起内の毒腺から毒液を注入するのです。ハチと同じですね。チャドクガは、肉眼で見えない毒針を散布するので近づくのも危険なのに比べ、こっちは触らなければ大丈夫なのでまだ対処しやすいのです。

         誤解されやすいですが、スミレなどを食べる、やはりとげとげの突起のあるもっと長細くてカラフルな芋虫がいます。これはイラガを擬態したタテハチョウの幼虫で、無害です。

         

         

         十種類ほどの一部は、写真のような茶色と白のマーブル模様、楕円形で20ミリ前後のまゆを枝の又や幹にくっつけて、中で成虫の蛾になります。まゆで越冬して春になると、まゆの頭の丸い穴をあけて蛾が出てきます。これはカエデの小枝についていました。まゆの模様は二つと同じものがなく、とってもきれいです。長島邸は、手で捕獲するつもりで厚手のゴム手袋を用意して一週間後に駆けつけたところ、一匹もいないのです。まゆの一個もありません。どうやら地面に潜って成虫になるタイプのイラガで、すでにみな潜ってしまった後だったみたいです。

         

         

         もう一つ、これはクリの木の枝です。直径3,4ミリの黒びかりした楕円形のものがびっしりくっついています。数千個ありそうですね。つぶすとこげ茶の水が出て、甘いコールタールのようなにおいがします。どうやらなにかの卵です。

         

         

         もしやと思ってよく見ると、いました。やはり黒のしもぶくれのまるっと太った腹に長い脚。クリオオアブラムシの幼虫です。5ミリ前後もあってアブラムシの横綱、小型のクモのようにも見えます。足が長いので動きも早い。いかにも凶悪そうな面構えではないですか。名前の通り、クリのほか、クヌギやカシ類につく害虫です。葉っぱではなく、枝や幹にたかっています。

         

         

         アブラムシ類は、繁殖に特化した生態です。卵から春孵化する幼虫は原則メスのみです。(写真の様に1月ですでに孵化している奴もいますが)二齢幼虫のまま胎生で無性生殖の卵を宿し、幼虫を産み始めます。そうして爆発的に数を増やすのです。ほとんどの幼虫は2齢のまま終わります。一部は、牙をもった兵隊アブラムシというガードマン役も出てきます。秋になると、ごく一部オスが生まれ、有翅の成虫メスと交尾すると、メスは新しい産卵する木の幹を探して飛び立つのです。

         この卵がいっせいに孵化した時の絵を想像すると、めまいがして木から落ちそうでした。

         

        文責・藤本邦彦

         

         

        | 生きもの | 13:55 | comments(0) | - |
        あけましておめでとうございます
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           落語「二番煎じ」には、凍てつく晩に酒を酌み交わして猪肉の鍋を囲む場面が出てきます。古今亭志ん朝師の名演を聞いたらどうしても猪肉を食べてみたくなり、試してみました。これがうまい!味噌が合います。豚より脂が少なく味が濃い。当時猪肉は、滋養強壮の薬膳でした。

           

          志ん朝師匠「二番煎じ」はこちら

          https://www.youtube.com/watch?v=fORe2uwByns

           

           猪肉を牡丹、馬肉を桜、鹿肉を紅葉、鶏肉を柏というのは肉食がご法度だった江戸時代の、植物になぞらえた隠語です。

           

           

          ⒸYu-ko.Ogawa

           

           

           

           花札の猪は、7月の萩に描かれています。万葉びとに愛されたたおやかで美しい萩とその枝の下をねぐらにする勇猛な動物という対比を描いた、日本画の画題でした。うり坊はかわいいですね。猪は子沢山で縁起のいい動物とされます。

           

           

           本年も皆様に縁起の良いことがたくさんになりますよう、ご祈念いたします。

           

          2019年元旦

          | 生きもの | 16:34 | comments(0) | - |
          セミの鳴かない夏
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             毎日ほんとうに暑いですね。外で仕事していますと、昼間だけで4リッターは飲んでしまいます。数人で作業していると、夕方には助手席がペットボトルでうまっています。

             東京は早々に梅雨明けしてから連日猛暑で、ほとんど雨もなくカラカラです。おかげでカは少なくて助かります。カはほんの少しの降雨で発生するものです。また、われわれの天敵ともいうべきチャドクガもなぜかとても少なくて、助かっています。なにしろ奴らがいるってえと、数日かゆくて仕事にならないのです。いまこれを書いている時点で、関東に台風が接近中です。災害にならない程度に地面を潤してくれることを切に願います。

             

             

             写真は、レモンの葉っぱに留まっている「空蝉」です。こんなに暑いのに、セミが静かだと思いませんか?ネットで検索してみると、今年は全国的にセミが少ないという報告がいくつもあがっています。セミが少ないのは大地震の前兆だなんで迷信をあおる記事も散見しますが、これはフェイクでしょう。この暑さにアブラゼミの大合唱が加わると、より暑苦しく耐え難いとは思います。それにもかかわらずあまりにも静かで、夏らしくない。夕方のヒグラシの声には哀愁を帯びた涼しさを感じるのに、ヒグラシにいたってはまったく聞かない。

             セミだけでなく、チョウや、世間の困りもののコガネムシですら少ないような気がします。

             暑くて乾いているとハチが多いと言われます。6月に3人立て続けにハチに刺されたので、これは用心しなくてはとインセクトリムーバー(虫の毒の吸出し器)を全員分買いこんだのに、その後まったく遭遇しません。

             クモも少ない。いつもですと車のなかに、ハエトリグモやアリグモが数匹すみついていていいペットになっているのにいない。カマキリの子供は少し見かける。

             こうした虫の世界の捕食者が少ないということはやはり、虫の全体量が少ないのではないか?と思うのです。どうやらこの異常気象が、虫たちを異常に減らしているのではないかと、危惧します。

             先日の最高気温のでた日、ジリジリとくる太陽に滂沱の汗。うんざりして空を見上げてみると雲もなく、チョウも鳥もトンボモ飛んでいない。セミもヒヨドリもカラスの声もない。練馬区で仕事をしていたのに、砂漠に似た無機質な無生物感に少し寒くなったのです。

             

             生物多様性はまず、虫の多様性の担保だろうと思います。

             

             猛暑がまだまだ続きそうです。みなさまどうぞご自愛ください。

             

            文責・藤本邦彦

             

            | 生きもの | 21:49 | comments(0) | - |
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