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ユスラウメの病気
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     下の写真は、ユスラウメの若い実がついた枝先です。バラ科でウメというより、サクランボがいちばん近い感じです。楕円形の黄緑が正常な実ですが、横のバナナのように長く伸びて白い粉を吹いているのも同じ実です。5個に1個くらいの割で、見られます。これは、「ユスラウメ袋実病(ふくろみびょう)」という、カビが原因の病気です。バラ科果樹の兄弟分、スモモにも発生する病気です。実が数倍に肥大して、中は袋状に空洞になっています。粉を吹いているのはやがて黒くなって、胞子を飛ばします。

     

     

     似た病気に、ツツジやサザンカの葉っぱがモチのように膨らんで、最後に破裂して胞子を飛ばす「モチ病」があります。また、実の変形の仕方は、「エゴノネコアシアブラムシのゴール」にも似ています。ただ、アブラムシのゴール(巣)は、中にアブラムシが住み着いているのに、これはまったくからっぽです。どちらも、実の芯になる硬い核が形成されないのが不思議です。

     ユスラウメの正常な実はこれから倍くらいの球形になって、透明な赤に熟すと食べごろです。果皮が薄く、果汁は甘酸っぱくてとてもおいしい。つぶれやすいのでスーパーの店頭で見たことがない。家庭果樹の代表です。

     カビの病気の防除は、真冬に「石灰硫黄合剤」を撒くといいとされますが、これは臭いがきつく、車やサッシにつくと白くなって取れないのでなかなか扱いが厄介です。3.4月頃にトップジンM水和剤などの殺菌剤を散布すると多少効果的かもしれません。しかし、家庭で生食することを考えると、収量が減っても病気の実を取って伝染を防ぐことがいいのではと、思います。

     

     

    文責・藤本邦彦

     

    | 植物 | 21:42 | comments(0) | - |
    猛暑はおさまり、秋が来ました。
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       このところの天変地異はすさまじいものがありますね。もしかしたら、たいへんな時期にさしかかっているのでしょうか?西の台風被害、北の大地震と、被災された方々にはお見舞い申し上げます。

       永遠に秋なんか来ないのではと思われた猛暑はやっと収まってきました。日中25度を超えると、樹影の濃いところではまだセミがかすかに鳴いているけれど、日が暮れるとコウロギの声が8階の窓からでもはっきり聞こえます。季節は確実に秋に入ってきました。自然の流れは驚くべきものです。人間の営みなんてちっぽけですね。

       日本では、そのちっぽけなお山の大将を決める決戦が始まっています。私は残念ながら投票資格がないけれど、防災相を創設すべしという石破茂氏の提言に注目しています。大賛成です。

       多くの方に叱られそうですが、東京は近いうちに大地震の危険性があるからという理由で今からでも遅くない、東京オリンピックは辞退すべきだと思います。まさに防災や、復興に金を投じるべきだと思うのです。それこそが正しい国防ではないのかと。

       

       この場にふさわしくない話題はこれくらいにして、蚊が元気になってきました。先に書きましたが猛暑と水不足でとても少なかったのですが、このところの降雨と適温で水を得たボウフラ状態になってきたのです。奴らは子孫を残すのが今しかないと焦っています。蚊をなめてはいけません。人間の死亡原因になる生物の第一位が蚊なのです。そういえば、うちからほど近い横田基地周辺も「オス」のばかでかい蚊が飛び始めました。かまびすしいことです。

       

       今年の夏の花が、ちょっと様子が変でした。

       ノウゼンカズラは、梅雨明け前から咲き始めた。歳時記では晩夏の扱いです。夏の花がみな早いのかと思っていたら、サルスベリは咲き始めが遅くて7月下旬からやっとって感じでした。うちの隣の保育園に、濃い赤の私の好きなサルスベリがあります。これがいっかな咲かなかった。うちの剪定が悪かったかと焦っていたら、お盆過ぎからやっと咲き始めました。写真がそれです。

       

       

       サルスベリは漢字で百日紅と書きます。つまり、3か月咲き続けるという意味です。ってえことは12月初めまで咲きそうな気がします。歳時記では仲夏の花です。

       ムクゲは例年うるさいくらい咲くのに今年はやはり咲き出しが遅く、しかも出し惜しみして少しづつ咲いている感じがします。夏のイメージですが歳時記では初秋の花です。

       

       

       きょう除草をしていると、とてもかわいい花が目につきました。イヌフグリのような薄い紫の漏斗状数ミリのごく小さな花で、地面を這っています。地味だけどこれに覆われたらいいなあと残しました。アゼナ科の一年草でウリクサです。実がマクワウリに似ているんだとか。秋の雑草です。園芸店で近縁のサギゴケが売られていることがあります。サギゴケのほうがやはり花つきが良く見栄えがするけれど、きょうはウリクサに惚れたな。

       ってな初秋でありました

       

       

      文責・藤本邦彦

       

      | 植物 | 07:54 | comments(0) | - |
      暑中お見舞い申しあげます。
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        関東では早々に梅雨が明け、連日猛烈な暑さが続いています。

        人と同様に植物も十分な水分補給が必要です。

        雨が少ない日が続くようでしたら、暑さの和らぐ夕方以降にたっぷりと水やりをお願いします。

         

        初夏に仕込んでおいた、梅ジュースや山椒のしょうゆ漬けが食べ頃を迎えました。

        梅ジュースは暑さで疲れた体の疲労回復に効果があります。

        山椒のしょうゆ漬けは、焼きナスや冷奴に添えると食欲増進を促し、

        また、冷房や冷たいものを飲みすぎて冷えた体を温めてくれます。

        四季折々の自然の恵みを加工した保存食は、月日によって熟成されます。

        厳しい季節を食べて乗り切る知恵が詰まっているようです。

         

        今年はとりわけ庭の山椒に心を惹かれます。

        ハサミを入れると香りがふわっと広がり、深く呼吸すると、その芳香に肩から力が抜けていくのを感じることがあります。

        山椒の「椒」の字には「芳しい」の意があり、山の香り高い木であることからこの字があてられたそうです。

        春には、木の芽と花、初夏に果実、秋には果皮と年間を通して私たちの食卓に香りや辛味のスパイスを与えてくれます。

        また、成長が緩やかなことから幹が硬く丈夫ですりこ木としても使われます。

        庭に一本あると、四季折々に大変役立つ木です。

         

        8月は始まったばかり、まだまだ酷暑が続くようです。

        みなさま、どうぞくれぐれもご自愛いただきまして、夏を乗り切って下さい。

         

        文・小川祐子

         

         

         

         

         

        | 植物 | 11:01 | comments(0) | - |
        2018年 あけましておめでとうございます
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          あけましておめでとうございます。

           

            動物名の入った植物名は、数百種あります。このうちとりわけ多い動物が、今年の干支、戌です。古くからヒトに一番身近で、従順な動物だからでしょう。

            大半の植物でイヌの名は、本家に似ているが役にたたないとか、低級という意味で使われています。イヌにしてみたら、たいへんに不本意ですね。例えばビワは、バラ科で実が大きくおいしい。対するイヌビワはイチジク科で、別物。勘違いでついた名前です。種が多く、小さく食べにくい、おいしくないビワの意味です。

           

           

           

            illust/mio.morii

           

            草のネコジャラシは、エノコログサが本名です。エノコロは子犬の意味で、ふさふさの花穂を子犬のしっぽに見立てて、形を形容した数少ない用例です。子犬のしっぽに子猫がじゃれて遊ぶ、平和な光景が浮かびます。いい名前です。


          本年も、みなさまのご健勝と、安寧を祈念いたします。

           

           

          2018年元旦

           

          アルテ造園  

          藤本邦彦/小川祐子/神田竜平/森井未央/名和田俊二

           

           

           

           

           

           

          | 植物 | 09:12 | comments(0) | - |
          秋の気配
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             いつの間にやら、彼岸花が花茎を伸ばして咲き、庭の柿の実も色づき始めました。

            まだ日差しが強い日もありますが、吹く風に秋の気配を感じられるようになりました。

             

             8月中、我が家の小さなブルーベリーの木は、毎週のように青紫色に実が熟したくさん収穫できました。

            子供たちは庭で洗ってそのまま口に入れたり、クリームチーズと混ぜてマフィンを焼いたり、砂糖と煮てジャムにしたりと、長い期間いろいろと楽しめました。

             畑や森のない住宅地に住んでいると、自分で収穫した作物を食べるということがとても豊かで特別のことに感じます。

            小さな喜びですが、身近に植物や庭があることに感謝したくなります。

             

             ブルーベリーの木は、大きくなりすぎず、スズランのような白い花も、透き通るような新緑も、鮮やかな紅葉も美しいので、庭木におすすめです。

            ツツジ科ですので酸性土壌、水はけのいい土を好みます。

            乾燥や過湿には弱いので水やりや植える場所には注意が必要ですが、露地栽培の場合はほとんど問題がありません。

            病虫害にも強いので、農薬を使う必要がなく家庭で栽培するには安心です。

            大きくわけると、ハイブッシュ系とラビットアイ系の系統があり、ハイブッシュ系は自家受粉性が強く、ラビットアイ系は自家受粉性が弱いので違う品種を二本以上植えると実つきがよくなるようです。

             

             庭で果樹を育ててみたいけど、大きくなりすぎる木や手間のかかる木、虫のつく木はダメ...、と考えている方は、ブルーベリーを植えてみてはいかがでしょうか。

             

             これからの季節、心地よい涼しい風と秋の実りをしっかり味わって、夏の疲れを癒したいですね。

             

             文・小川祐子
             

            | 植物 | 08:55 | comments(0) | - |
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