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    長島有里枝さん企画展
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       秋分の日はきらいだ。

       秋分の日はご存知のように、昼夜の時間がほぼ同じになる日で、冬至にむけてどんどん日が短くなっていくのです。太陽が真東から昇り、真西に沈む。古代の太陽信仰のころからの、自然崇拝から始まっています。真西の彼方に西方浄土があるとされ、秋分の日には浄土の門が開くとされた。それらがすべて習合して、祖先を敬い亡くなった人をしのぶ日とされています。

       それはともかくとして、お盆を過ぎると急に日暮れが早くなるような気がしているのに、秋分を過ぎると、一気に加速してまさにつるべ落とし、どんどん日が短くなっていくのです。気温はちょうどいいけれど、秋雨前線が停滞して、台風も多い。今年の台風は特に大変でしたね。

       明るいあいだ一日外で仕事をしていますと、日の長さ、雨風、気温はとくに気になります。それで、秋分の日を過ぎると、冬至に向けてなんだかだんだん憂鬱になってくるのです。仕事はどんどん詰まってくるし。春分の日は逆になんだかうれしいなあ

       

       

       そんな冬に向かう時期に、見逃せない展覧会のご案内です。

      東京都練馬区の「ちひろ美術館・東京」の企画展 11/3〜来年1月いっぱいの会期です。月曜と年末休館。

      いわさきちひろさんの生誕100年を記念した特別企画、ちひろさんと長島有里枝さんのコラボレーション展です。

      「作家で、母で 作る そだてる」 がお二人の共通テーマです。

       「つくり続けることの強さとやわらかさー記憶や身近な人との関係性を手掛かりに、自身のライフヒストリーや社会の陰に隠れてきた女性の創造性に光をあてる作品を制作してきた長島有里枝。その視点はいわさきちひろの作品と響きあいます。女性に課せられる規範と折り合いをつけながら表現をおこなう二人の生き方が交差します」

       長島有里枝さんは、わたしどものお客様さまです。長島邸に伺うと、高校生のご子息との落語談義が楽しみです。わたしどものような植木屋風情に、いつもたいへん実直に接してくださいます。作家として、母として、女性として、とっても魅力的な方ですが、それ以上に人としての真摯な生き方に感服します。

       会期が長いので、ご都合をつけてぜひいらしてください。

       

      文責・藤本邦彦

       

       

       

       

      | 美術 | 19:47 | comments(0) | - |
      猛暑はおさまり、秋が来ました。
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         このところの天変地異はすさまじいものがありますね。もしかしたら、たいへんな時期にさしかかっているのでしょうか?西の台風被害、北の大地震と、被災された方々にはお見舞い申し上げます。

         永遠に秋なんか来ないのではと思われた猛暑はやっと収まってきました。日中25度を超えると、樹影の濃いところではまだセミがかすかに鳴いているけれど、日が暮れるとコウロギの声が8階の窓からでもはっきり聞こえます。季節は確実に秋に入ってきました。自然の流れは驚くべきものです。人間の営みなんてちっぽけですね。

         日本では、そのちっぽけなお山の大将を決める決戦が始まっています。私は残念ながら投票資格がないけれど、防災相を創設すべしという石破茂氏の提言に注目しています。大賛成です。

         多くの方に叱られそうですが、東京は近いうちに大地震の危険性があるからという理由で今からでも遅くない、東京オリンピックは辞退すべきだと思います。まさに防災や、復興に金を投じるべきだと思うのです。それこそが正しい国防ではないのかと。

         

         この場にふさわしくない話題はこれくらいにして、蚊が元気になってきました。先に書きましたが猛暑と水不足でとても少なかったのですが、このところの降雨と適温で水を得たボウフラ状態になってきたのです。奴らは子孫を残すのが今しかないと焦っています。蚊をなめてはいけません。人間の死亡原因になる生物の第一位が蚊なのです。そういえば、うちからほど近い横田基地周辺も「オス」のばかでかい蚊が飛び始めました。かまびすしいことです。

         

         今年の夏の花が、ちょっと様子が変でした。

         ノウゼンカズラは、梅雨明け前から咲き始めた。歳時記では晩夏の扱いです。夏の花がみな早いのかと思っていたら、サルスベリは咲き始めが遅くて7月下旬からやっとって感じでした。うちの隣の保育園に、濃い赤の私の好きなサルスベリがあります。これがいっかな咲かなかった。うちの剪定が悪かったかと焦っていたら、お盆過ぎからやっと咲き始めました。写真がそれです。

         

         

         サルスベリは漢字で百日紅と書きます。つまり、3か月咲き続けるという意味です。ってえことは12月初めまで咲きそうな気がします。歳時記では仲夏の花です。

         ムクゲは例年うるさいくらい咲くのに今年はやはり咲き出しが遅く、しかも出し惜しみして少しづつ咲いている感じがします。夏のイメージですが歳時記では初秋の花です。

         

         

         きょう除草をしていると、とてもかわいい花が目につきました。イヌフグリのような薄い紫の漏斗状数ミリのごく小さな花で、地面を這っています。地味だけどこれに覆われたらいいなあと残しました。アゼナ科の一年草でウリクサです。実がマクワウリに似ているんだとか。秋の雑草です。園芸店で近縁のサギゴケが売られていることがあります。サギゴケのほうがやはり花つきが良く見栄えがするけれど、きょうはウリクサに惚れたな。

         ってな初秋でありました

         

         

        文責・藤本邦彦

         

        | 植物 | 07:54 | comments(0) | - |
        暑中お見舞い申しあげます。
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          関東では早々に梅雨が明け、連日猛烈な暑さが続いています。

          人と同様に植物も十分な水分補給が必要です。

          雨が少ない日が続くようでしたら、暑さの和らぐ夕方以降にたっぷりと水やりをお願いします。

           

          初夏に仕込んでおいた、梅ジュースや山椒のしょうゆ漬けが食べ頃を迎えました。

          梅ジュースは暑さで疲れた体の疲労回復に効果があります。

          山椒のしょうゆ漬けは、焼きナスや冷奴に添えると食欲増進を促し、

          また、冷房や冷たいものを飲みすぎて冷えた体を温めてくれます。

          四季折々の自然の恵みを加工した保存食は、月日によって熟成されます。

          厳しい季節を食べて乗り切る知恵が詰まっているようです。

           

          今年はとりわけ庭の山椒に心を惹かれます。

          ハサミを入れると香りがふわっと広がり、深く呼吸すると、その芳香に肩から力が抜けていくのを感じることがあります。

          山椒の「椒」の字には「芳しい」の意があり、山の香り高い木であることからこの字があてられたそうです。

          春には、木の芽と花、初夏に果実、秋には果皮と年間を通して私たちの食卓に香りや辛味のスパイスを与えてくれます。

          また、成長が緩やかなことから幹が硬く丈夫ですりこ木としても使われます。

          庭に一本あると、四季折々に大変役立つ木です。

           

          8月は始まったばかり、まだまだ酷暑が続くようです。

          みなさま、どうぞくれぐれもご自愛いただきまして、夏を乗り切って下さい。

           

          文・小川祐子

           

           

           

           

           

          | 植物 | 11:01 | comments(0) | - |
          セミの鳴かない夏
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             毎日ほんとうに暑いですね。外で仕事していますと、昼間だけで4リッターは飲んでしまいます。数人で作業していると、夕方には助手席がペットボトルでうまっています。

             東京は早々に梅雨明けしてから連日猛暑で、ほとんど雨もなくカラカラです。おかげでカは少なくて助かります。カはほんの少しの降雨で発生するものです。また、われわれの天敵ともいうべきチャドクガもなぜかとても少なくて、助かっています。なにしろ奴らがいるってえと、数日かゆくて仕事にならないのです。いまこれを書いている時点で、関東に台風が接近中です。災害にならない程度に地面を潤してくれることを切に願います。

             

             

             写真は、レモンの葉っぱに留まっている「空蝉」です。こんなに暑いのに、セミが静かだと思いませんか?ネットで検索してみると、今年は全国的にセミが少ないという報告がいくつもあがっています。セミが少ないのは大地震の前兆だなんで迷信をあおる記事も散見しますが、これはフェイクでしょう。この暑さにアブラゼミの大合唱が加わると、より暑苦しく耐え難いとは思います。それにもかかわらずあまりにも静かで、夏らしくない。夕方のヒグラシの声には哀愁を帯びた涼しさを感じるのに、ヒグラシにいたってはまったく聞かない。

             セミだけでなく、チョウや、世間の困りもののコガネムシですら少ないような気がします。

             暑くて乾いているとハチが多いと言われます。6月に3人立て続けにハチに刺されたので、これは用心しなくてはとインセクトリムーバー(虫の毒の吸出し器)を全員分買いこんだのに、その後まったく遭遇しません。

             クモも少ない。いつもですと車のなかに、ハエトリグモやアリグモが数匹すみついていていいペットになっているのにいない。カマキリの子供は少し見かける。

             こうした虫の世界の捕食者が少ないということはやはり、虫の全体量が少ないのではないか?と思うのです。どうやらこの異常気象が、虫たちを異常に減らしているのではないかと、危惧します。

             先日の最高気温のでた日、ジリジリとくる太陽に滂沱の汗。うんざりして空を見上げてみると雲もなく、チョウも鳥もトンボモ飛んでいない。セミもヒヨドリもカラスの声もない。練馬区で仕事をしていたのに、砂漠に似た無機質な無生物感に少し寒くなったのです。

             

             生物多様性はまず、虫の多様性の担保だろうと思います。

             

             猛暑がまだまだ続きそうです。みなさまどうぞご自愛ください。

             

            文責・藤本邦彦

             

            | 生きもの | 21:49 | comments(0) | - |
            今月の虫たち
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               先日のこと、ドクダミを引っこ抜いて柔らかくなった地面を、せわしなく歩くハチがいます。しきりと触角で地面をさわりながら、足早に地面を歩き回るのです。2センチくらいで、羽は閉じたまま。ハチにしては胴体のくびれのないずんぐりとした体形です。どうやら、ヒメハラナガツチバチです。

               しばらく歩き回ってから、急に狙いを定めたように足で地面を掘り始め、頭からどんどん潜っていきます。ものの20秒くらいですっかり見えないくらい潜ってしまいました。柔らかくなっているとはいえ、早いのにびっくりです。数分後、どこかそのあたりから出てきて、また地面をうろうろしはじめました。

               まだ抜いていないドクダミのほうにやってくるので、つぶしてしまってはかわいそうと手で追い払っても、しつこくやってきます。ハチですが人を刺すことはありません。

               動画を撮ったものの、写りが悪いので、ポプラ社ポプラディア「昆虫」の写真を拝借します。

               

               

               ハチについては誤解が多いと思います。人を刺すハチは、大きな巣を作り集団生活する、ごく一部のハチで、その他の単独行動のハチは刺したりしません。また、ハチは地上生活が多いような気がしますが、アリの仲間なので、地中に巣を作る、アナバチ、クロスズメバチなど、地面を掘るのが得意な種類もいます。

               ツチバチは、初期のカリウドバチとされています。匂いで、地中のコガネムシの幼虫を探して、あたりをつけて地面に潜ると、毒針で動けなくしておいて卵を産み付ける。生まれた幼虫は、麻酔されて生きているコガネムシの幼虫を食べて大きくなり、成虫になって土の中から出てくるのです。

               コガネムシの幼虫は、植物の根っこを食べて育ち、成虫になると、いろんな葉っぱを食害する大害虫です。それにしても、コガネムシの幼虫は自分と同じくらい大きいし力も強い。頭から潜っていって、土の中で体をひっくりかえして、コガネムシの神経系をさぐりあて、一発で麻酔を決めるワザに感心します。真っ暗な土の中で、どうやってわかるのでしょうか、不思議です。ハチの潜ったあたりを掘ってみましたが、コガネムシの幼虫は見つけられませんでした。

               卵を産みっぱなしで、巣を作らないので、より原始的なハチだとされます。ドロバチや、カリュウドバチなどは、巣の中に麻酔した獲物をたくわえて、卵を産み付けます。その他の寄生バチもそうですが、生まれた幼虫は、獲物を殺さないように、最後まで生かして、新鮮なまま食べつくすのです。食べる順番は決まっていて、内臓や神経系を傷つけないようにします。これもすごいワザですね。寄生バチにいたっては、寄生している芋虫は普通に生活していて、でも体の中は食い尽くされて、ハチが体を食い破って出てくるまで、生かされているのです。

               

               もうひとつ、虫の話です。

               ツバキの枝が、なんだかちょっとヘンなのです。葉っぱのない枝が、ちょっと斜めについています。トビモンオオエダシャクという、尺取虫の最大のやつで、10センチ弱あります。尺取虫は、シャクガの幼虫の総称です。頭のすぐ下と、最後尾に数対のかぎづめがあり、最後尾の爪で枝を擬態してまっすぐに伸びているのです。農家のおぢさんが枝かと思って土瓶をかけたら、くねっと折れて土瓶が割れたので、「土瓶割」とも言います。

               それにしても、全身筋肉、すごい体幹です。さわると、こりこりに硬い。歩くときは、頭をびよーんとのばして四方を探り、着地点を見つけると口の下のかぎづめで頭を固定し、体の後ろを丸めて頭の裏に持ってくる。これを繰り返して進むので、けっこう距離が稼げます。

               

              これは、ムシです

               

              これは、ネコです

               

               

              それにしてもこの顔!どうみてもネコですね。

              本名が長いので、ネコシャクと呼んでiいます。見かけるとつい、頭をなでてやりたくなります。

               

              文責・藤本邦彦

               

              | 生きもの | 23:07 | comments(0) | - |
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