ブラジル滞在記
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    皆さまご無沙汰しておりました。。元社員現アルバイトの武田です。久々の投稿となります。

    自分は現在二度目のブラジル・リオデジャネイロ長期滞在の真っ只中です。骨の髄まで冷え込んでいるであろう日本とは違い、ビーチでのんびりできるほど暖かい陽気です。流石裏側と言ったところでしょうか。

    さて、自分が今何をしにブラジルへ来ているかと言いますと、現在こちらのサンバチームの打楽器隊のメンバーに所属しています。ブラジルに何百とあるサンバチームの中でも特に歴史の古いチームに所属しています。目的はそう、あのリオのカーニバルに出場するためです。1チーム4500人ほどが参加するのですが、その中で楽器隊として出れるのはおよそ270人。しかもほぼ現地のブラジル人です。かなり狭き門ですが日本人としての意地を見せて頑張っております。


    大きなチームになると専用の建物を所有しています。自分の所属するチーム、Mangueira (マンゲイラ)も大きな施設を持っています。ここで練習やイベントを行います。早朝までイベントが続くこともよくあることです。

    サンバチームの多くはファベーラというスラムのコミュニティが母体となっています。Mangueiraもその1つです。ファベーラの多くは急斜面の丘にあり、ブロック積みの家が密集して建っています。

    自分は今Mangueiraのファベーラの中にある知り合いの家に居候しています。ここでの生活は日本ではありえない事ばかりです。水は止まるし電気は不安定だし。
    しかし面白いこともあります。家が密集していることもあり、昔の日本の長屋のように、近所の人たちがふらっと家に来てはお喋りをして帰っていく。子供達が来ては遊んでいく。家の人が言ってました。「ここに居るみんなは家族なんだ」と。
    ブラジル人でさえ入りたがらないファベーラの中には大きなコミュニティの絆がありました。そのコミュニティの一員として地域の人々が受け入れてくれた事が何より1番の喜びです。

    ここにはもしかしたら今の日本が失ってしまった大切なものが沢山あるのかもしれません。まだまだブラジルという国、雨が降ればすぐ洪水になるし、盗難強盗はよくある話。仕事を探すのも難しく、路上生活者が町中に居る。それでも皆懸命に生きています。生きることがなんなのかを強く考えさせられている今回の滞在です。

    ここに居れるのも何かの縁です。この縁を大切に残り1ヶ月半の滞在を過ごしていけたらと思います。


    文・武田
    | - | 01:27 | comments(0) | - |
    2018年 あけましておめでとうございます
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      あけましておめでとうございます。

       

        動物名の入った植物名は、数百種あります。このうちとりわけ多い動物が、今年の干支、戌です。古くからヒトに一番身近で、従順な動物だからでしょう。

        大半の植物でイヌの名は、本家に似ているが役にたたないとか、低級という意味で使われています。イヌにしてみたら、たいへんに不本意ですね。例えばビワは、バラ科で実が大きくおいしい。対するイヌビワはイチジク科で、別物。勘違いでついた名前です。種が多く、小さく食べにくい、おいしくないビワの意味です。

       

       

       

        illust/mio.morii

       

        草のネコジャラシは、エノコログサが本名です。エノコロは子犬の意味で、ふさふさの花穂を子犬のしっぽに見立てて、形を形容した数少ない用例です。子犬のしっぽに子猫がじゃれて遊ぶ、平和な光景が浮かびます。いい名前です。


      本年も、みなさまのご健勝と、安寧を祈念いたします。

       

       

      2018年元旦

       

      アルテ造園  

      藤本邦彦/小川祐子/神田竜平/森井未央/名和田俊二

       

       

       

       

       

       

      | 植物 | 09:12 | comments(0) | - |
      カレハガ
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         カレハガです。

         木の下の枯れ葉を掃除していたら、風もないのに動く枯れ葉があり、よく見ると、ガでした。それくらい、羽がそっくりに擬態しています。  

         

         

         夜行性なので、ばたばた羽を動かすだけで、飛び立とうとしません。ガとしてはかなり大きめ、6センチくらいあります。昼間は羽を閉じて、じっとしています。羽を閉じていると、枯れ葉が2枚合わさったように見えます。葉脈もきちんと再現していて、頭の触角は葉柄そっくりに突き出ています。すごい造形です。

         万一、鳥などに襲われると、羽を広げます。すると派手なオレンジ色の地に黒の目玉マークが現れます。ほんとうにうまくできています。羽は分厚い鱗粉におおわれているので、きっとぱさぱさして、うまくないのでしょう。

         大きいので、たぶんメスです。カレハガの卵を画像検索すると、まん丸白地のボールに緑のマーブル模様がついていて、とてもきれいなすごいデザインです。

         持ち帰って、卵を産ませればよかったなあと、後悔しています。

          

         文責・藤本邦彦

        | 生きもの | 20:39 | comments(0) | - |
        社員募集、締め切りました
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          社員募集を、締め切りました・

          ご応募いただいた方、ご協力いただいたみなさまに、御礼もうしあげます。

          ありがとうございます。

           

          藤本邦彦

          | 仕事 | 05:43 | comments(0) | - |
          不滅の男
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            先日、音楽家の遠藤賢司ことエンケンが胃ガンで亡くなられました。

            ネットニュースでその訃報を知ってビックリして、家に帰って早速レコードを聴きました。

             

            エキセントリックでエネルギッシュでお祭り男なエンケンもカッコイイのですが、個人的には初期のわりとフォーキーなアルバムが大好きで良く聴いていました。

             

            1990年代、当時の日本のひとつのポップシーンを象徴する“渋谷系”と呼ばれるアーティストたちとその後に続くアーティストたちが、シティ・ミュージックをベースに邦楽・洋楽問わず過去の様々なジャンルの音楽を再解釈、そして再構築していきました。

            その中で、60年代や70年代のサイケやフォーク・ミュージックのリバイバルブームなどもあり、はっぴいえんどやはちみつぱい、高田渡や友部正人や三上寛などとともに、遠藤賢司も10代20代の若い世代に再び注目される様になりました。

             

            当時高校生だった自分も、下北沢の黄色いレコード屋でエンケンの「満足できるかな」を買いました。

            既に友人の家で聴いてその内容の良さを知っていたので、見つけた時はまるで宝物を掘り出したかのように胸が高鳴ったことを憶えています。

             

             

            71年発表のこの名曲揃いのアルバムは、数曲除いてアコースティックなセットで、バックを務める“クレイジー・ホース”と化したはっぴいえんどの面々とのリラックスした楽しげな演奏を録音した名盤、エンケンの代表作のひとつです。

             

            プロテストソングとは明らかに違う、四畳半の生活の柄が織り込まれたユーモラスで優しいエンケンの歌を久しぶりに聴いていると、いくつかの忘れ難き思い出と忘れかけていた思い出が交差して、10代20代のいつかの自分のぼんやりとした影がゆっくりと、今ここにいる自分と重なっていきます。

            アナログ盤をB面に裏返して針を落とすと、パチパチっと大きなノイズがしばらく続きました。

            ミステイクから始まるB面の最初のこの大きなノイズが、瞬間的に、ある種のノスタルジックな鮮明な匂いのように胸に突き刺さりました。

             

            涙は出ないけど、少しだけ感傷的な気分になりました。

             

            録音されたものが変わることは決してないけれど、歳を重ねていく自分とその作品の関係性はいつまでもアップデートし続ける、それはきっと優れた作品だけが持ち得る音楽の大きな魅力のひとつなのかも知れません。

             

            偶然にも命日に自分の作ったカレーを、美味い!美味い!なんて頬張っていましたが、なんだかまたカレーが食べたくなってきた。

            きっとまた、いつかのようにカレーを仕込みながら、そして食べながら、このアルバムを聴くんだと思います。

             

             

            文・神田

            | 音楽 | 22:07 | comments(0) | - |
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