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カイドウと楊貴妃
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    サクラが早くも満開になりました。

    ウメはもう花がおわって、小さな実が丸くなってきました。

    ボケの花が、白、赤、ピンクととりどりに満開です。

    ヒメリンゴも薄いピンクのつぼみが開き始めました。

    カリンも、ピンクのつぼみが開きだしています。

    ジューンベリーも、早くも白い花弁が見えています。

    ユスラ梅も少し色づいた白い花を開き始めました。

    ビワの実が、形になり始め、新芽が白くたっています。

    黄色のヤマブキが、日陰を明るくしています。

    これらは全部バラ科の木です。

    共通項は、一重の花は五弁で、一重でも八重でもどれも美しい。

     

     

    そしてカイドウです。つぼみがふくらんで、まもなく咲きそうです。中国原産の中木で、枝先に赤い花軸を数センチ垂らして、八重の濃いピンクの花が五、六輪まとまってつきます。

     

     

     

    「海棠睡未だ足らず」 かいどうねむりいまだたらず

    といいます。

    これは中国の玄宗皇帝が、楊貴妃を評した言葉です。

    楊貴妃は世界三大美女の一人、七〇〇年代の唐代の終わり、玄宗皇帝が寵愛しすぎたために安史の乱を引き起こしたとし斬首されてしまった悲劇の皇女でもあります。

    楊貴妃は楽曲の才にたけ教養豊か、豊満な体形の美人だったようです。汗かきでピンクの香りの高い汗だったとか。ご酒もそうとう召し上がったのではと想像されます。

    この場面は、宴席後の明け方、玄宗皇帝に呼び出された楊貴妃が、まだ眠りが足りず酔いのさめきらない上気した様子で、そのなまめかしさを海棠の花にたとえた皇帝の言葉です。

     

    「海棠や白粉に紅をあやまてる」(与謝蕪村)

    「海棠の寝顔に見ゆる笑くぼ哉」(正岡子規)

     

    これらの句も、楊貴妃のなまめかしさを連想させる名句ですね。

    花言葉「美人の眠り」「艶麗」です。

     

    からみ枝が出やすく、枝先が徒長するクセがあるけれど、大きくなりすぎず管理しやすい木です。

    日当たりのいい場所ならおすすめです。

     

    文責・藤本邦彦

     

     

     

    | 植物 | 08:41 | comments(0) | - |
    つるバラのフェンスとパーゴラ
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      いよいよ桜も見頃を迎えそうで、家の近くのオオシマザクラも満開に近く真っ白に咲き誇っています。雑木林ではウグイスが鳴き始め、木々の新芽も動き出し透き通るような緑色を見せ始め、春の到来を告げてくれます。

      世間は新型コロナウィルスで難しい状況が続いていますが、色とりどりの春の装いとともに季節は巡ります。

      さて、少し時を戻して春先のこと。
      つるバラのフェンスを設置しました。

       


      道路に面した窓の前に植わったつるバラですが、板塀にしてしまうと、窓からの景色を塞いでしまい、中からバラもよく見えないので、ワイヤーを格子状に張ってバラを誘引してみました。

       


      長く伸びたシュートのシルエットが際立ちなんだか楽しい感じになりました。芽が出て花が咲いたら、額に入った絵のような感じになりそうでとても楽しみです。

       


      こちらは、古くなって崩れかけていたパーゴラを撤去し、新たに木製のパーゴラを設置しました。

       


      こちらも家の中から少しでも見えるようにして欲しいとのご要望を受け、出来る限り高さを抑えて、横にフェンスをはめてバラを誘引しました。三角形と四角形が合わさったL字の大きなパーゴラですが、なるべく構造をシンプルにしてバラが見えやすい様に組み立ててみました。

       


      5月の開花期がとても楽しみです。

      つるバラは、古いシュートを更新していくのになかなか手間が掛かるので、どうしても太く長く伸ばしてしまいがちです。そのようになると、例えば園芸用の緑色の支柱などで組んだ簡易的なフェンスでは重さに対応出来なくなってしまいます。
      しっかりした木製やアイアン製のフェンスやアーチ、パーゴラなら安心して誘引出来ます。
      バラだけでなく、ブドウやキウイなどのつる性の果樹やフジなども同様ですね。

       

      もし何かお困りのことがございましたら、是非ご相談下さい。

       

       

      文・神田

      | 仕事 | 20:37 | comments(0) | - |
      すごい絵本ができました!
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         すごい絵本が出ました。これはすごいです。興奮しました!!

        「昭和の子どもとお店屋さん」

        佼成出版社 高部晴市、雨市さんの合作です。64ページもある文字量もぎっしりの絵本です。

         

         

         

         

         高部兄弟は、わたしの6歳年上、上野の下町で昭和30年代を過ごしたその当時の子どもたちと店の様子を晴市さんの絵と雨市さんの詩でたっぷり。

         あの頃はスーパーなんてなかったし、もとよりコンビニなんて考えもつかなかった。お店はそれぞれの得意分野で、小さく商売していたな。みな子どもたちに寛容で、貧しかったけど元気で楽しくて、気持ちは豊かだったなあ。

         晴市さんの絵は50年描きためたガリ版版画と、手書きの絵が交互で細かいかきこみがすごい。いい絵描きの要件は記憶力にあると思う。晴市さんのデテールの記憶力がすごい。雨市さんの詩は、リズミカルで声を出して読むとたのしくなるぞ。いい文章家の要件は、簡略化とテンポだと思う。

         おふたりの集大成のような合作絵本に拍手喝采です。

         

         

         

         高部晴市さんにはじめてお目にかかったのは、わたしが小さな絵本出版社に在籍していた1993年ころ、もはやかれこれ30年近く過ぎてしまったんですね。当時すでにイラストレーターとしての地位を確立され、広告イラストで食えるけど絵本をぜひ出したいと、自作絵本「ミシン」を持ち込んでこられたのです。

         正直びっくりしました!今まで見たことのない独特のタッチと技法。薄茶のボール紙にガリ版の多色刷り版画で彩色して、ボール紙をカッターではがして白を表現するという、とても手間のかかるオリジナル技法なのです。なんとも懐かしく、キッチュで暖かく、それでいて毒のあるユーモアが仕込まれた作品です。とても完成度の高い作品です。社長と二人、すばらしい、すぐ出しましょうと二つ返事して、池袋の焼きトン屋のサワーでささやかなご接待をした覚えがあります。

         双子の弟さん、高部雨市さんとお目にかかったのは、その少し後です。一卵性双生児なので一見そっくりなのに、結婚後の生活環境の違いはそれでもはっきり違いがわかります。雨市さんはフリーライターとして、社会的弱者を取材した深いルポを得意にされています。雨市さんは、晴市さんにかけたシャレのペンネームで、本名は恵市さんです。若いころは雨市さんが文章、晴市さんが絵のコンビでいろんな企画を持ち込みされていたそうです。

         晴市さんが2冊目に出された「きんぎょのおつかい」は注目を集め、業界に名前を浸透せしめたのです。それからどんどんと、もう50冊近い作品を出し続けておられます。わたしの駄エッセイ「ミミズの心臓、ノミのため息」その1の表紙デザインと絵、中のモノクロの挿絵も描いて頂いて、たいへん光栄に思っています。

         ボローニャ金のリンゴ賞とか、絵本にっぽん賞とかすごい賞をいろいろ受賞されているのに、とてもシャイでひょうひょうとしたお人柄、帽子とヒゲの似合うダンディーでおしゃれなおぢさんです。地元の少年野球の指導をしたり、昨今は趣味で植木屋のシルバ人材センターに登録して、週何回か植木屋もやっておられるそうで、同業者でもあります。

         お二人のいっそうのご活躍を、期待しています。

         

        文責・藤本邦彦

         

         

         

         

        | 映画・本 | 06:53 | comments(0) | - |
        あけましておめでとうございます
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          あけましておめでとうございます。

           

           むかしむかし、元旦に神様の家にたどり着いた順で、十二種を年の動物にするというお触れが出ました。ネズミは、まっ先に歩き出した牛の背中に乗って楽をして、神様の家の門が開いたとたんにさっと駆け込んで一番のり。十二支の一番目にして、最小の動物になりました。ネコはネズミに集合日を一日遅く教えられて間に合わず、その恨みで以来ネズミを追いかけるようになりました。

           ネズミは十二支の物語における、トリックスターの役回りなのです。

           

           

          illustration  ©MIO/MORY

           

           

           

            「トムとジェリー」は1940年代から続くロングセラーの米アニメです。ネズミのジェリーが知恵とはしっこさで、ネコのトムをきりきり舞いさせるのです。弱きが強きをくじく、奇想天外でハイテンポなギャグの連続は、腹を抱えて笑えます。

            

           私どもも小さいながら、知恵を働かせて皆さまのお役に立てればと存じます。

           本年もお引き立てのほど、お願いいたします。

           

           2020年元旦

           アルテ造園

           藤本邦彦/小川祐子/神田竜平/森井未央

           名和田俊二/宍戸康介/笹隈美里

          | 生きもの | 09:33 | comments(0) | - |
          注目の画家、お二人!!
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            「さかいりょうへい」君。

            残念ながらまだまだ無名ですが、わたしが注目しているイラストレーターです。

            1984年生まれ。自然豊かな多摩ニュータウンで育つ。美術学校を卒業後、日本全国はもとよりヨーロッパを旅して、人と自然をテーマに、絵を描き続けています。

            やさしいパステルカラーが得意。わたしが特に好きな絵は、丸い画面に魚眼レンズでのぞいたような世界が展開する絵です。小惑星に立つ世界樹の下に動物と人と植物が共存し、きちんと世界が構築されている。

            いい絵の定義は、自分の世界が細部まで構築されていてゆきとどいていることではないかと思うのです。

             

            12月初旬の世田谷の個展に行って来ました。

            「常日頃より人と自然との出会いから得る感性を大切に、主に動物や植物、風景などをモチーフに作品を描きたい」とご本人の弁。

            「近日息子」ではありませんが、近日名が出るものと信じて応援していきたいと思っています。

             

            インスタグラムとホームページはこちら。

            Instagram @sakai_ryohei

            HP https://ryohei-sakai.jimdo.com

             

            もう一人は「ミロコマチコ」さん。

            わたしが最近注目している絵本画家です。もとよりわたしごときがご紹介するまでもなく、こちらはいまや超売れっ子。

            色も形もとてもパワフル。動物がみな生き生きしていてとてもいい。

            大のネコ好きらしく、ネコの絵がすばらしい存在感です。うちの金坊似を探してしまいます。

            「なるべく大きな気持ちで絵を描いて、なるべくどきどきする心でお話をつくって、生きてゆきたい」とご本人。1981年大阪生まれ、いっそうのご活躍を!

            「猫はうれしかったことしか覚えていない」「オレときいろ」

            最新刊の「ドクルジン」が個人的にはおすすめです。

            故人ですが、「木葉井悦子」さんの画風をほうふつとさせる、生命力と色彩にあふれた絵です。

            ミロコマチコさん、公式HPは以下です。

            http://www.mirocomachiko.com/

             

            文責・藤本邦彦

             

             

             

             

            | 美術 | 20:37 | comments(0) | - |
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