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ミノムシ
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5月の初め、我が家の狭いベランダで育てているいくつかの植木にミノムシが大量発生しました。発見当初は、それぞれ違うミノに面白いなと感心し、なんだか可愛いなとさえ思っていました。ミノムシについて色々と調べてみると、メスはミノから一生でないなど、なんだか変わった不思議な生態です。そして今では寄生虫などが原因で絶滅危惧種だとのことです。しかし我が家のベランダでは毎朝起きるたび、『昨日と違うミノムシがいる!』と、かわいいとは思えないほど増えていました。つまんでは取って、つまんでは取って、、、毎日ミノムシチェックです。

鉢植えの植木は限られた土しかないので成長もゆっくりで枝葉も少なめです。冬からやっと春になり、新芽が出始め「新緑がきれいだな〜」と思っていたのもつかの間で、出たての葉っぱがどんどんミノに変わっていきます。。鉢植えも大事ですし、絶滅危惧種のミノムシも大事にしたい気持ちをかかえながら毎日のように格闘しました。5月の初めから2ヶ月ほど経ち、ようやくミノムシの数も落ち着き、今は3匹ほどの様子をみています。観察していると、ミノムシが移動している姿を初めて見ることができました。のっそのっそと枯葉や枝や小石でできたミノが重そうで大変そうです。ヤドカリに少し似ていますかね。(ご興味ある方は検索して下さい。)


↑6月中旬頃。小石もつけてます。
↑7月初旬。特大です。5センチほどあります。

文・森井
| 生きもの | 15:13 | comments(1) | - |
大きな毛虫のことなど
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     明治神宮の山手線を挟んだ側のマンションのヤマモモやウメに7センチくらいの大きな毛虫がたくさんいました。マイマイガの終齢幼虫です。背中に二列、20個くらいのこぶがあって前半分は藍色、後ろは赤でそこからブラシ状の長めの硬い毛がはえています。ベージュの地色に黒い唐草模様がかなかおしゃれな色使いで、かなり足が速い。

     親蛾は木の幹に2〜300個の卵を付けた上にお尻の鱗粉で覆ってガードしてあります。直径数センチのベージュ色のかたまりで、カビの病気のこうやく病のようにも見えます。たまにみかけるとぎょっとします。生まれた毛虫は雑食性なので、ときに大発生して問題になるようです。こんな都心になんでと思ったのですが、線路向かいは明治神宮の森なので昆虫の多様性が保たれているのでしょう。

     あまりにもいるので、枝にいるやつをはさみで捕まえて、ちぎっては投げちぎっては投げしていましたが面倒くさくなって手で捕まえて放り投げていたところ、毛虫が強い力で丸くなって背中の毛を立てたと思うと、ユズのとげで刺されたような痛みが指に走り、思わず毛虫を放り出しました。薄手ですが指側にゴムを張った手袋をしているのにもかかわらずです。びっくりです。調べてみるとドクガ科で、卵を鱗粉で覆うやりかたもチャドクガによく似ています。毒はないそうで、しばらく痛かったものの腫れたりすることはありませんでした

     でかいイモムシ、毛虫にたとえばマツカレハがいます。9センチくらいの細身で、白黒茶の短毛でおしゃれできれいなやつです。これは毒があるとされますが、あまりやられた記憶がない。

     スズメガの幼虫は、たいていでかい。最大10センチくらい。お尻に一本針が立っているけど、これは単なる飾りです。薄めの草色でざらざらした手触り。捕まえると頭をぶんぶんふりまわして、すごい力で暴れます。茶色いやつは鳥に食べられそうになると目玉模様で驚かすのです。

     アゲハチョウの幼虫は6センチくらい。あまり動かないけど、触ると頭から黄色いツノを出して、嫌なにおいを発します。

     カイコは、絹をとる繭をつくるイモムシで7センチくらいありますが、とてもひ弱で柔らかく人間がていねいに世話をしてやらないと生きていけません。

     同じく緑がかった高級な繭を作るオオミズアオは、7センチくらいキューブを組み合わせたような四角っぽいきれいな緑色のイモムシです。この繭が量産できるようになったら、大儲けできるといわれます。

     7センチくらいのシャクトリムシ最大のトビモンオオエダシャクは、歩く以外は後ろのかぎづめで体を固定して枝を擬態してまっすぐ立っていて間違えて切ってしまうことがあります。全身筋肉で、こりこりしています。頭に三角の突起が二個ついていて、ネコの顔にそっくりなのです。

      

     そういえば、うちにもでかい毛虫がいました、きょうもぜったいに仕事をさせまいと、PC前を陣取ってがんばっています。短い茶色い毛がびっしり生えていて、無理にどかそうとすると噛みついたり引っかいたりします。困ったやつです。金毛虫といいます。しっぽの先まで80センチくらいです。

     これは写真を上げますが、その他のイモムシ、毛虫は興味のある方検索してください。

     

    金毛虫

     

     

    文責・藤本邦彦

     

     

    | 生きもの | 11:42 | comments(2) | - |
    特定外来種とはなんぞや?
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       埼玉県入間市の森の中ゴルフ場近くに、剪定した枝葉を持ち込んで処理してもらう会社があります。直径10メーターもある巨大な刃のチッパーがゆっくり回って、そこにバックホーで枝葉を投げ込んで粉砕、チップ化して肥料の材料にしています。騒音がするので民家のない森の中にあるのです。

        先日、夕方5時ころここについて樹林の切れ目を見ると、地上2メーターから10メーターくらい、幅100メーターくらいにわたって白いチョウが数百匹乱舞しています。夕暮れの濃い緑をバックに、それぞれが弧を描いてひらひらと真っ白いものが舞っているのはなんとも幻想的で、しばらく見惚れてしまいました。ケータイで撮っても多分よくわからないので映していませんが。

       下の方にいたやつを捕まえてみると、アメリカシロヒトリの成虫です。二匹がくっついて交尾しています。5センチくらいの羽が真っ白の蛾で、きれいです。蛾というと、鱗粉のかたまりのような感じが嫌われますが、こいつは透明感のある白で鱗粉が目立たずとてもきれいです。胴体は少し紋がはいっていて太く、そこはやはり蛾ですね。どうやらシロヒトリの結婚飛行です。オスが飛びながらフェロモンでメスをひきよせ、空中でできたカップルは飛翔の弧を狭めて交尾をするのです。

       剪定枝が積んであるのでここに集まっているのかと思ったのですが、近くのゴルフ場の林や、多摩湖周辺でも目撃情報がありました。

       調べてみるとシロヒトリは、戦後進駐軍とともに北アメリカの寒冷地から入ってきて、あっというまに日本全土に広がったようです。虫の多くの幼虫は狭食性といって食べる植物を限定してすみわけを図っているのですが、アメリカシロヒトリの幼虫は雑食性で何でも食べるので、日本全土にたいへんな被害をもたらして、昭和のころは害虫の代名詞となっていた記憶があります。最近の庭では大発生を見かけることはないので、昨今はそれほどでもないと思うのですが、森の中で生きのびているんでしょうか?写真の黄色い菊は、いま道端に盛んに咲いているオオキンケイギクです。こんなにきれいなのにシロヒトリ同様、特定外来生物になっています。

       

       

       

       

       特定外来生物は、外国からやってきた外来生物で、日本の在来種に影響しそうなくらい繁殖力、拡散力のある動植物のことです。

       アメリカシロヒトリは北米の寒冷地出身なので暑いのは苦手。年2回発生して、春生まれて成虫の蛾になった個体は初夏の夕方に、第二世代の夏に蛾になった個体は夏の明け方、このように集団で結婚飛行するようです。明るさと気温を感知して、涼しい時間帯を選ぶようです。蛾の写真はきらいな人が多いのでアップしません。検索してください。

       シロヒトリの毛虫もそうですが、兄弟分のヒトリガ類の幼虫は黒やこげ茶で毛深いのが多く「クマ毛虫」と俗称されます。共通の要素はとにかく足が速い。毛虫業界最速です。数センチの毛虫が分速2メーターくらいの速さで歩けます。例えば身長170センチの人間に換算して考えてみると、時速40キロくらいで匍匐前進しているイメージですね。

      なかなか可愛いやつです。毛深いのでかぶれそうに見えますが、まったく無害です。

       嫌われ者の蛾の世界にもきれいだったり、可愛かったりするやつがいるものです。

       

       

         文責・藤本邦彦

       

       

       

      | 生きもの | 21:47 | comments(0) | - |
      松元ヒロ 「憲法くん」
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         このところ毎週日曜日の午後ってえと、空堀川の川沿いを歩いています。毎週ほぼ同じルートなのに、なにかしら発見があります。木や草が確実に変化しています。虫も増えています。今日の成果は、ヤセウツボです。 

         

         

         シロツメグサの中に20センチくらいたちあがっている茶色のじみな花がそれです。葉はなく、にょきっと立ち上がった花序が全てです。つまり生産手段はもたないけれど、子孫を増やすだけの体に特化しているのです。こいつは「全寄生植物」といわれ葉緑素を持たないので、シロツメクサの根に完全に寄生して養分を搾取して、花をつけ実を作って増えていくのです。シロツメクサは根粒菌で窒素を固定できるのでやせ地でも生きられます。そういうパイオニアプランツに寄生して生きているのです。

         

         

         ところできょうは憲法記念日ですね。きょうの東京新聞の1面に「松元ヒロ」さんの写真を見つけました。

         スタンダップコメディアンのヒロさんの鉄板ネタに「憲法くん」があります。日本国憲法になりきって演じるネタで、笑いながら憲法前文の格調の高さ、崇高な理念に気づかされるのです。

         

        憲法くんダイジェストのYOUTUBEです

         

        https://www.youtube.com/watch?v=Pw8kAKmOODc

         

         ヒロさんは東京新聞のインタビューでこうおっしゃっています。「今のような状態だと、みんな憲法のことなんて忘れてしまう『家にいろ。まずは命だ。黙れ』と。でも命を守るために何をやってもいいわけじゃない。憲法は国民が国を縛るもの。税金だって私たちが国に預けている。憲法を持つ僕たちは『自粛するからお金を出せ』と政府に言える。新型コロナとの『戦い』とかやたら言うんなら、オスプレイなんか買うお金をそのために使えよって思う。」

         まったく同感です!われわれ国民はシロツメクサ、為政者はヤセウツボの立場なんです。

         「憲法くん」は絵本にもなっているので、ぜひ読んでみてください。講談社 2016年 武田美穂さんの可愛くてわかりやすい絵です。

         

         

        文責・藤本邦彦

         

         

        | 植物 | 16:46 | comments(0) | - |
        ユウゲショウの花
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           いい天気に誘われて、ふらふらと散歩に出かけました。ソーシャルディスタンスがとりやすいのは、またしても空堀川沿いです。川沿いには、カワヤナギや、イヌコリヤナギ、クワなどがたくさん生えています。これらの木は「尾状花序」という犬のしっぽに見立てた、というかむしろ毛虫のような形の薄黄色の花序を出しますが、花には見えませんね。これらは昆虫に頼らない風媒花で、風で花粉を飛ばして用済みなった毛虫っぽい花柄がくさん散らばっていました。

           早春は黄色い花が多いように思います。レンギョウ、スイセン、タンポポ、ナノハナなどなどたくさんありますね。黄色い花は、ミツバチのもっとも認識しやすい色なので、早春から活動するミツバチを呼ぶためだと思われます。

           花の色や香りがいろいろあるのは、ヒトを楽しませようなんてことは当の植物たちはほぼ、まったく考えていません。虫や鳥、コウモリなどの受粉者をどう集めて、いかに効率よく、うまく受粉させるかということを真剣に突き詰めた形なのです。そこでこれからいろんな昆虫が出てくるのに合わせて、花の色も多彩になっていきます。ヒトの勝手な都合で品種改良されて、虫に相手にされないかわいそうな花もあるのでしょう。

           コンクリート護岸にグレゴマが這っています。通り過ぎてから、花に違和感を覚えてよく見ると、シソ科のグレゴマは漏斗状の細長い花なのに、こっちはランのような小花がついています。弊社の優秀な女性スタッフに問い合わせると、すぐに回答があり「ツタバウンラン」もしくは「シンバラリア」だと同定。ゴマノハグサ科なのにランのような花で、冬枯れするグレゴマより地被力がありそうです。これはもっと使わなくては。

           

           

           今日は青や紫っぽい花も目立ちました。アラセイトウ(ショカツサイ)。よく似たゴウダソウ。ツリガネスイセン、カラスノエンドウ,、

          オオイヌノフグリなどなど。白い花では、コデマリの生垣が満開でした。

           そういえば今日は、シジミチョウやモンシロチョウ、ハエなども見かけました。虫が多様化すると、花の色も多彩になってくるのです。

           

           夜8時10分から、春風亭一之輔師匠の落語生配信を見ました。コロナ騒動がなければ、上野鈴本演芸場に上がっていた今週この時間にYouTubeで無観客生実況しようって試みで、話題になっています。今夜が6夜目。今夜は「らくだ」でした。6夜ずっとみてきたけど、今夜がいちばんよかった!

           たまたま通りかかって騒動に引っ張り込まれる「くず屋の九さん」は多くの演出は、運悪く居合わせた強引な兄ぃに無理やり酒を呑まされていつのまにかぐずぐずになっちまったってやりかたですが、一之輔師匠描く「九さん」は実は今までも酒でさんざんしくじって職を転々としてきたんですね。きょうも無理難題をずっと我慢してたんだけど呑まされて最後にとうとう本性をさらしちまったってところを、とても自然に得心できる演出でやられていて、時間でうしろをはしょったけれど出色の出来でした。ものすごくすんなり入ってきました。

           

           

           ユウゲショウがきれいだったな。雑草なので摘んできました。夏の花のオシロイバナの姉妹で、両方ユウゲショウ(夕化粧)と呼ばれるそう。でもあれでしょ?オシロイバナって、わさわさ茂って、唇をとんがらせたような花を次々咲かせ、あげくは黒いつぶつぶの実をつけて、実をつぶすってえとオシロイみてえな白い粉が出てくるからオシロイバナってんでしょう。ぜんぜん違うと思うな!あばずれってえか、世間慣れしてるってえか、場末の花魁って感じでいやですね、あっしゃ。

           それで、両方を区別するんでこの娘のことは「アカバナユウゲショウ」って特別に言うらしい。形は有名なツキミソウの一重の花です。濃いピンクで大きさは十分の一くらいしかないけど、ものすごく目に留まる楚々とした美少女なんすね、この娘は。花言葉は「臆病・内気」だそう。夕方から化粧するってんで、わけあって水商売に身をやつしているけどなんだか色っぽいんですね。でもほんとは、昼から咲いてることが多くて、きょうも昼前に撮りました。化粧慣れしてなくて、朝から懸命に練習してたんですね、きっと・・・

           ツキミソウなんかより、あっしゃあこっちのほうがだんぜん好きでがすね。

           

           なんだか一之輔師匠の影響で後半の口調がすっかり、「くず屋久兵衛」になっちまいました。どうぞご容赦を。

           

          文責・藤本邦彦

          | 植物 | 00:07 | comments(0) | - |
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